依存症をテーマとした映画です。
邦題からは分かりずらいですが、映画のストーリーは3人の依存症患者を主としてアメリカの映画でよく見るグループカウンセリングを舞台に話は進んで行きます。

禁欲を保っていたが恋人が出来たことにより不安定になっていくアダム、 努力のすえに医者になったが院内で盗撮を行い解雇されたニール、 若い頃に薬物依存症で家族に暴力をはたらき息子とは確執が残るマイク
この3人を中心にストーリーが進んで行きます。

笑いあり、シリアスありで良い作品です。
初めに目に付くのはキャストがやけに豪華
マーク・ラファロ、グウィネス・パルトロー、ティム・ロビンス、ジョシュ・ギャッドなどなど、目を惹く方々です。また、役者としては知りませんが歌手としては一流のP!NKがメインの登場人物として出演しています。彼女は意外に役がハマっていた気がしますね。

依存症がテーマと聞くと、何かドロドロとしたストーリーで観ていて嫌な気分になってしまうのではないか？と考えてしまいますが、比較的フラットに作られており、かなり観やすい映画です

依存症患者たち一人一人のストーリーは面白く、濃厚で主人公が1人だけでも十分映画として成り立つレベル、主要人物を減らした方がもっと面白かったかもしれません。映画的に3人分のストーリーだとせいぜい1人30分ほどしか持ち時間がありませんからね…
一人一人の話しが深く独立してる分、オチがまとまっておらず、イマイチに感じる気もしますが、面白い作品だと思います。