ハム映画 Dark Shadows ダークシャドウ


Dark Shadows / ダークシャドウ




アメリカ
コメディ 
2012/5/11 アメリカ公開
2012/5/19 日本公開
上映時間 114分
製作費   $150,000,000 
興行収入 $239,127,149
オススメ度 ★★★★   最高8つ星



「続編に期待?」



ダークシャドウを鑑賞

 1700年代に水産業で財をなしたコリンズ家 当時の当主バーナバス(ジョニー・デップ)はプレイボーイとして名を馳せ、様々な女性と浮世を流していた。その中でも彼はジョゼットという女性を最も愛し、本当の愛情は彼女にしか向けなかった。
しかし、ガールフレンド達の中に厄介な女性、魔女のアンジェリークが混じっていた。
自分を振り、別の女性に恋をしているバーナバスに嫉妬したアンジェリークは魔術によりジョゼットを殺し、バーナバスにはヴァンパイアにする魔術をかけ、棺桶に閉じ込め地中深くに埋めてしまった。当主を失ったコリンズ家は少しづつ権力を失い、周囲の人々からも忘れ去られて行った… バーナバスが地中に埋められて200年が経ち、時代は1970年に移る。
バーナバスが閉じ込められていた棺桶は掘削工事により偶然掘り起こされ、彼は200年振りに外の世界に出ることに成功する。
大きく様変わりした社会に戸惑いながらも、何とか屋敷に戻ったバーナバスだが、すでにコリンズ家にかつての栄光はなく、完全に落ちぶれてしまっていた。それを知った彼は落胆するが、かつての栄光を取り戻すために一肌?脱ぐことになるのだった。

 アメリカでの有名なソープオペラ(昼ドラ)をティム・バートン監督により映画化した作品となっています
キャストもジョニー・デップにヘレナ・ボナム=カーターなどなどおなじみの面々が出演しています
基本的には200年もの時代ギャップがあるバーナバスの時代錯誤ぶりを楽しむコメディ映画です。
どうでもいいですが、映画のポスターや公式サイトの登場人物紹介ではコリンズ家はなぜかみんな顔が白いですが、白いのはバーナバスだけです

 そんな浦島太郎な彼ですが、プレイボーイぶりはヴァンパイアになっても変わらず劇中でも激しい?女遊びを繰り広げます。
コメディちっくなヴァンパイア映画なのにR12指定は何故?と思っていたら、そこそこ過激な描写が散見されました。
bnb 
ヴァンパイアにも賢者タイムがあるんですね

 劇中でバーナバスは彼をヴァンパイアにした張本人アンジェリークと再会し、彼女と激しい戦いを繰り広げていくわけですが、最愛の人を殺されたというブラックな背景がありながらも、映画は終始ゆるいジョークが散りばめられており、観ていて萎えるような映画ではなかったです。個人的にはかなり面白かったです。

 中盤までは友達にぜひオススメしたいレベルの面白さだったのですが、残念ながらオチがイマイチ…
ドラマやアニメの劇場版リメイクでよくあることですが、90分から120分の間に話が上手くまとまらず、何したいんだかが原作を観てないとよく分からない現象がこの作品も例に漏れず発生しています。「ダークシャドウ」がどこまでドラマ版に忠実なのかは観ていないので分かりませんが、物語の終わりがまあやっつけです…

 この「ダークシャドウ」は原作ドラマ版は全部で1225話あるそうです
 ...何だかよく分からないので日本の昼ドラと比べるために、10年間放送していた僕ら世代なら夏休みにほぼ見ていたであろう「大好き!五つ子」の話数を調べてみました。五つ子の話数は349話...イマイチ長すぎて想像が付きにくい…
映画版はどこをどう切り取って物語を構築しているのかは全く分かりません(原作は日本未放送のためイマイチ詳しい情報が手に入らない...)が、それを120分に納めるのはいささか難しいでしょう…
映画残り10分くらいでまさかのヴァンパイアじゃないモンスターが登場してくるので、鑑賞者は混乱します
ラストの”あれ”といい続編を作る気マンマンなのでしょうか?調べてみると続編の企画はあるということなので、もしかしたら物語の続きを観る日が来るかもしれません。正直大して観たいとも思わないが… 一応続編に期待です

 物語終盤の古い大きなお屋敷コリンズ邸でお母さんがショットガンを撃つシーンはシチュエーション的に僕の大好きな映画メリル・ストリープの「永遠に美しく」を思い出しました。
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久々に観たいな…




※管理人が独断と偏見で書いたものです。作品内容、本質が著しく違う恐れがありますがご了承くださいm(_ _)m







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