ハリウッドスターのエージェントとして忙しい日々を送るレニーに、ある日、一件の知らせが来た。それは彼が学生時代に所属していたバスケットボールチームのコーチが亡くなったという連絡だった。 コーチの葬式に参列するために、休暇を取り家族と共に田舎に帰った彼は、同じく葬式に参列していたかつてのチームメイトの4人とも久しぶりに再開する。 教え子で唯一、大会で優勝した彼らは、コーチの思い入れも強かったのか、葬儀後の散骨は彼らが指名され、メンバーは当時使っていた別荘を借り、連れてきた家族と共に休暇を田舎で過ごすことにする。 少年時代に遊び場としていた思い出の場所にテンションが上がる5人だが、彼らの子供たちは自然がいっぱいの別荘でも外では遊ばず、家の中でゲームしかしない。 見かねた5人は自然での遊び方を教えるため、様々なことを子供たちの前で実演していくのだが、彼らも次第に当時の思い出が蘇えり、子供たちと共に遊びに夢中になっていくのだった

　アダム・サンドラー主演のファミリー向けコメディ映画です。 内容的には、いい年した家族もいる中年のお父さんたちが少年時代を思い出し、バカなことをやり、それをキッカケとして、結婚から時間が経ち、少し冷めてしまった家族との交流が描かれています。

　鑑賞前は邦題やパッケージの印象から主にヘンテコ中年が大暴れする作品だと思っていましたが、基本的にストーリーの中心は家族で、お父さんたちは比較的？常識があり、みんな立派な父親として子供たちと遊んでいます。そのなかで大多数の人が笑えるであろうネタを盛り込み、観ていてほのぼのとした雰囲気を感じながらも笑える作品になっていると思います。少しだけ過激な描写もあるのですが、そこまでひどいモノではなく、ちょっとしたお色気やチョイグロ（身体に矢が刺さる）くらいで、家族で問題なく楽しめると思います。

　ところどころ、妙に説教臭い演出、小ネタがありますが、特に不快な気持ちになるわけではなく、全体通してのんびり観ることができ、大人から子供まで楽しめる良い作品だと思います。

　ちなみに、この作品のDVD版は日本語吹き替えが存在せず、字幕版のみのようです。家族でも十分に楽しめる作品だと思うので、これには少々残念です。 確認はしていませんが、どうやらネット配信版には吹き替えが存在しているようですので、日本語で観たいという方はセル版よりもネットで観る方が良いかもしれません。