SCREAM BLOODY MURDER 女子高生チェーンソー


SCREAM BLOODY MURDER
女子高生チェーンソー

女子高生チェーンソー [DVD]


コメディ ホラー
2003/5/13 公開
上映時間 88分
オススメ度 ★★★   最高8つ星



「チェーンソーは関係ない」



 女子高生チェーンソーを鑑賞

 ダンスパーティーに向かっていた女子高生グループは途中で車が故障してしまう。
道路で立ち往生していると、通りがかった怪しげな男に車を直してやると言われ、古びたスクラップ置き場に連れていかれる。
挙動のおかしい男をグループは怖がり、怪しがっていたが、その予感は的中した。
スクラップ置場で1人、また1人と原因不明の死を遂げていくのだった。

 ある意味で思い出深い映画
この映画がDVD化されたのは2004年ちょうど10年前、僕がこの映画に出会ったのは、小学6年生くらいだったと思う。
小学6年生の男子といえば、性にチョット興味が出てくるお年頃、少なくとも僕はそうだった。
レンタルショップでこのDVDを見たとき、気になってしょうがなかった。
パッケージのお姉さんたちもそうだが、後ろの宣伝文句を見るとなにやら意味深なワード「舞い上がるパンティ」と書かれているのを見て、僕のお子さまな性が掻き立てられたのを憶えている。

 この映画の中で一体どんなエロティックなことが行われているのか?観たくて仕方がなかった。
しかし、当時、自分の会員カードは持っておらず、観たいDVDがある時はもっぱら親にお願いして借りてもらっていた。
親にこれを借りたいです!なんぞ言えるわけもなく、その時はパッケージを眺めることしか出来なかった。
いつか絶対に自分で借りて観るぞ!と心に誓っていたのだが、観たい動機がしょうもなかっただけにこの映画のことはすぐに忘れ、結局10年間この映画を観ることはなかった。
そして、最近レンタルショップを散策していると偶然このDVDを見つけ、昔この映画をすごく観たがっていたということを思い出し、当時を懐かしんで興味本位で鑑賞してみることにした。

 思い出エピソードが長くなったが、肝心のこの映画の感想はこれといってない。
ストーリーは荒唐無稽   エロくもなけりゃ、怖くもない   いわゆるおバカ映画だ
ギリギリ、映画として成り立っているかもしれない作品である
観てから知ったが、そのバカさぶりからその線では有名な作品らしい
正直観て良かったと思うところは1つも無いのだが、僕は個人的に嫌いではない
脚本、演技、演出、全てにおいてあれな映画だが、一応ストーリーも存在し、単純にコメディとしては笑えなくもない
しょうもない演者同士の掛け合いも所々に少し笑えるところがある
あくまで少しだが…

 ホラーのはずなのにあまりの緊張感の無さから映画よりもシチュエーションコメディを観ている気がしてくる
おそらくそんなに嫌いだと思わなかったのは僕がシットコム好きだからかもしれない…
クラスメイトが死んだと分かっても動揺することはおろか、次は私かも?という考えも全員無いようで、みんなヘラヘラしながらコントを再開するのだ

 観ていてアホらしいと思いながらも、次は誰がどう死ぬのか?このメチャクチャな映画をどう終わらせるのか?
意外に続きが気になって観てしまうから不思議だ。
結局、オチはありきたりやつまらないを通り越し、???としかならないオチだが、この映画自体が?なのでそこまで驚くことはない。
このオチはある意味でミステリーホラーの異色ネタかもしれない。

 本作は一応ストーリーが存在し、なんとか着いていける程度のメチャクチャ感のため、最後まで観ることが出来た。
映画におけるストーリーの大切さが分かる作品だと思う。




※管理人が独断と偏見で書いたものです。作品内容、本質が著しく違う恐れがありますがご了承くださいm(_ _)m







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